応用情報技術者

 自己啓発のために受験した,平成21年春の応用情報技術者試験に合格した。
 べつにIT関連企業に勤務しているわけではないので,合格したからといって給料に資格手当が加算されるわけでも報奨金をもらえるわけでもないのであるが,こういう機会でもないと自分の知識を整理したり確認したりする契機がないので,勉強のために受験してみたという次第である。
 情報処理に関しては私は全くの門外漢であるが,ふだん考えないことを考えたりするのはけっこうおもしろかった。 

 これで,情報処理技術者試験の手持ち資格は

情報セキュリティアドミニストレータ
応用情報技術者
基本情報技術者
初級システムアドミニストレータ
の4つになった。
 これらの資格が何かの役に立つわけではないが,合格するとちょっとうれしい。

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壁抜け男

 異色作家短編集第17巻のマルセル・エイメ著「壁抜け男」(早川書房)を読了した。
 私は,表題作の「壁抜け男」という作品について聞いたことはあったが,エイメの作品を読むのは初めてであった。
壁抜け男
 この短編集には,表題作を含む7編の短編が収録されていた。

 この短編集に収められたどの作品を見てもほぼ共通するのは,そのどこか不条理な特殊な世界である。
 エイメは,普通の世界の中にどこかゆがんだ不条理な設定を持ち込み,物語を紡いでいく。

 例えば,表題作「壁抜け男」である。
 これは,壁を自在に通り抜ける能力を手に入れた男の活躍(?)と末路とを描く物語である。
 その設定を考えれば痛快な物語にもなりうるところなのだと思うのだが,そうではなく,エイメはこれを幻想的かつ叙情的に描き出す。
 そして,その男の末路は,不思議に悲痛な余韻を残しているように感じられるのである。

 また,「カード」という作品もユニークである。
 これは,無用な人間が1か月の間に生きていてよい日数を制限する政令が定められた世界における,生存できる日数が制限された作家の生と死とを描く物語である。
 1か月間に生存できる日数は「時間カード」ないし「生存チケット」と呼ばれるカードによって決められるのであるが,1か月のうち死亡している日をなるべく少なくして生存できる日数を増やしたい人が他人から生存チケットを買うという闇取引が行われるようになることから,話がおかしな方向に向かい始める。
 最終的に物語がどういう方向に向かっていくのかということは,読んでからのお楽しみであるが,物語の終盤にある哲学者の主張として述べられる「各個人の意識は長い年月に関する短い断続的な印象しか留めない」旨の指摘がなかなかおもしろいと思った。

 同時存在の才能を持ち,自分を好きな数だけ増やすことができる女性が主人公となる「サビーヌたち」という作品もなかなか風変わりな作品である。
 その設定そのものを聞いただけでも,変な物語であることはご理解いただけよう。

 どの作品も,とにかくへんてこりんで幻想的で叙情的だったと思う。
 とにかく,そのへんてこりんな感じが人を選ぶ短編集だと言えるだろう。
 そのユニークな世界はおもしろいのだけれど,私自身の好みからは少し外れているような気がする。

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インド旅行に行く代わりにインド料理を食べる会

 "元Life in New York"のoriori氏に久しぶりにお目にかかった。
 新宿の洋食麦星byグリル満天星で一緒に食事をした平成19年3月以来である。
 私が東京に転居したことを知ったoriori氏が,歓迎会的意味合いで食事に誘ってくれたのである。

 何を食べに行くかという点で私とoriori氏との間で若干の意見交換をした末,今回は

 インド旅行に行く代わりにインド料理を食べる会
と称してインド料理を食べに行くことにした。
 oriori氏が,インド旅行に出かけることを検討していると言いながら実際には行きそうにない雰囲気であることを考慮し,全くインド旅行に行く気のない私と一緒に雰囲気だけでもインド気分を味わう食事会をしようということになったのである。

 oriori氏が選択した料理店は,ガロンダ芝公園店であった。
ガロンダ芝公園店
 ガロンダとは,ヒンディー語で「憩いの場」を意味する言葉であるらしい。
 インドの人の立場に立って考えれば,日本人にとって海外に「憩い」という名の日本料理店があるのを見るのと同じようなイメージであろうか。

 店内も,少しインド風の雰囲気であった。
ガロンダ芝公園店の店内
 とりあえずインド旅行に行く代わりに味わうインド風の雰囲気ということで・・・。

 oriori氏と私は,2人とも「ガロンダセット」というセットメニューを食べた。
 要するに「憩いセット」ということであろうか。
 スープ,タンドールチキン等,カレー,ナン及びデザートというセットであったが,本格的なおいしいカレーとナンであった。
 大変満足できるインド料理だったと思う。
 これでこそインド旅行に行く代わりと言うに値する

 もっとも,インド料理に関しては,インドのインド料理店よりも日本のインド料理店の方がおいしいらしいという話もどこかで聞いたことがある。
 経済的に余裕のある日本のインド料理店では高級なスパイスをふんだんに使用することができるため,結局,経済的な制約のあるインドのインド料理店よりもおいしいインド料理を出すことができることになるという説である。
 私は実際にインドに行ったことがないので,その説の真偽はなんとも言えないが,その立論自体はそれなりに説得力のあるものであると思う。
 もちろん,インドでも,経済的に恵まれているインドの王様か何かであればおいしいインド料理を食べられるのかもしれないが,庶民レベルのレストランではなかなかそこまでは望めないということなのかもしれない。
 そう考えると,oriori氏と私が行ったこのガロンダ芝公園店のインド料理などは,インド旅行をしている間でもなかなか味わえない高レベルのインド料理だったということになる可能性がある
 実際,かなりおいしいインド料理だった。

 oriori氏は,相変わらず話のおもしろい人である。
 食事の時間は大変楽しく,あっと言う間に過ぎてしまった。
 素晴らしい歓迎会をしてくれたoriori氏に感謝する

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2008奥州えさし国際交流マラソン

 平成20年10月5日,2008奥州えさし国際交流マラソンのハーフマラソンの部に出場した。
 私にとっては,第23回わかさぎマラソンに続く,2度目のハーフマラソンであった。
 それにしても,岩手県奥州市江刺区という小さな町で「国際交流」マラソンとは,なかなか大きく出たものである
 そのように銘打っているのは良いけれど外国人が本当にいるのだろうかと心配していたが,実際に5名ほどの外国人が参加していた。
 参加者名簿の記載によると,アメリカ人,イギリス人,ハンガリー人及び中国人が参加していたらしい。
 なるほど,国際交流マラソンである。

 私は,わかさぎマラソンでは完走という最低限の目標こそ達成することができたものの,最後はヘロヘロの状態になってしまっており,ペース配分が良くなかったことを実感した。
 その反省から,この奥州えさし国際交流マラソンでは,ペースを考えて走ることが最大の目標であった。
 基本的に1キロ6分のペースを最初から最後まで維持することができれば2時間6分そこそこで完走できるはずなのであるから,それだけでわかさぎマラソンの自己記録を上回ることになる。
 したがって,とにかく最初からペースを守って飛ばしすぎないことだけを心がけた。

 この奥州えさし国際交流マラソンのコースは大変走りやすかった
 基本的に田んぼの中の平坦な道の部分が多く,アップダウンが極めて少なかったのである。
 しかも,スタート地点から15キロ地点辺りまで1キロごとに距離表示があったので,ペースを守って走ろうと考えていた私にとっては,目安を立てることが大変やり易かった。
 1キロごとに腕時計でラップタイムを確認しながら,1キロ5分30秒を切るような速いペースになったら少しスピードダウンし,1キロ6分以内で走っている限りは無理をしないという方針で臨んだ。

 その結果,ハーフマラソンを1時間56分台で完走することができた。
 2時間6分辺りを目標にしていたことを考えると,大成功だと言えるであろう。
 わかさぎマラソンの記録と比べると長足の進歩であることが分かる。
 これも,ペースを守るという基本に忠実に走った成果にほかならないと思う。
 これだけ予想外に良い記録が出てしまうと,今後,これを上回ることが困難になるのではないかということが心配になってしまうくらいである。
 実際,こんなに走り易いコースは,ほかにはなかなかないのではなかろうか。

 コースの走り易さという助けがあったにしろ,大変満足できるタイムであり,私としてはとてもうれしかった。

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でかした,ジーヴス!

 P・G・ウッドハウス著「でかした,ジーヴス!」(国書刊行会)を読了した。
 以前,感想を書いた「ウースター家の掟」に続く,ぼんくらの若旦那バートラム(バーティー)・ウースターと完璧な執事ジーヴスが登場する喜劇小説である。
 この一冊は,11編の短編が収められた短編集になっている。

 短編なので,基本的にその都度親せき(特に伯母さんや叔母さん)や友人絡みのやっかいな事態が持ち上がっては,ジーヴスの機転で切り抜けていくというパターンの物語である。
 イギリスの小説というのは,どうしてこう伯母さんや叔母さん絡みの話が多いのだろう。(笑)

 そういった短編の中でも,バーティーとジーヴスが意見の相違から小さな仲違いをする話がなかなかおもしろかった。
 「シッピーの劣等コンプレックス」という一編では,バーティーのセンスで部屋に置くこととされた花瓶に対して,ジーヴスが少し不満そうな態度を取るところから始まる。
 また,「ジーヴスとクリスマス気分」という一編では,バーティーがクリスマス後のモンテ・カルロ旅行のキャンセルを指示したことに対して,ジーヴスがやはり冷ややかな態度で応じるところから始まる。
 こうした行き違いが生じたとき,ジーヴスは執事だから表立って不満を述べることはせず,基本的にはバーティーの指示に従うのであるが・・・いつもその短編の最後には,他の重要問題の解決に付随して必ずそれらの小さな仲違いが見事に解消されてしまうのである。
 その解消のしかたに,いちいちにやりとさせられる。
 さすが,ジーヴスである。

 読んでいる間,時間を忘れて楽しめる極上の短編集であった。

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夏休みの旅行計画を立てる季節

 今年も夏休みの旅行計画を立てる季節である。
 現時点では9月上旬ころに夏休みを取る予定なので,旅行代金が高くなる季節をいくらか避けられそうな気がする。
 一方,過去に何度か旅の道連れ(犠牲者)にしてきたoriori氏は別の時期に夏休みを取るらしいと聞いているので,今年は単独行動である。
 ライヘンバッハの滝と氷河急行の旅以来のヨーロッパ旅行もいいなぁと思うのだが,私は外国語が苦手なので,単独行動で外国を旅行するのはやや危険な感じもする。
 もう少し検討する必要があるが,国外・国内のどこに行くにせよ,旅行の計画は楽しいものである。

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嘲笑う男

 異色作家短編集第16巻のレイ・ラッセル著「嘲笑う男」(早川書房)を読了した。
 読み始める前,私は,レイ・ラッセルという作家のことを全く知らなかった。
 知らない作家に出会えるのも,このような全集物を読んでいく楽しみのひとつである。
嘲笑う男

 実際に読んでみたところ,大変器用というか,アイデアひとつで一本仕上げてしまうタイプの作家であった。
 例えば,歴史上の人物等に題材をとり,最初は読者にそれと知らせないで奇妙な物語をつづり,最後にその主人公がその人物であったということを明かして,読者の予備知識と合わせて得心させるオチをつけるなどという短編がその典型である。
 オチを知って,なるほどと思わせるのがまさに真骨頂という作品群であり,気楽に読めるショート・ショートとしてはなかなかおもしろいものが多かった。

 例えば,わずか10ページの作品「」である。
 短すぎるため,オチに触れずに紹介するのが困難なのであるが,悪魔の化身と伯爵夫人の駆け引きがこういうオチにつながっていくというのは全く予想できず,にやりとさせられた。
 一方で,想像するだに恐ろしいオチでもあるのだけれど。

 7ページの作品「帰還」も,なかなか強く印象に残った。
 最初は,完全にSF風である。
 政敵によって,原始的な惑星に宇宙船ごと墜落させられた王子の物語なのであるが・・・。
 なんなんだ,このオチは。

 わずか4ページの作品「バラのつぼみ」も,おもしろかった。
 人間の適応性の柔軟さや母なる自然についての,医師とある男との会話がほとんど全編にわたって繰り広げられるのである。
 それは,分かるのだけれど,最後に,だからといってそれでいいのかといいたくなるようなオチが待っている。

 何度も再読したくなるような作品群ではないのだけれど,雑誌などに掲載されるショート・ショートの類として考えれば,気が利いた極上の部類なのではないかと思った。

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一休さん THE MOVIE

 最近見た動画で,最も笑わされたのが

 一休さん THE MOVIE -劇場版予告編-
というものである。
 アニメーションの「一休さん」を切り貼りして,BGMを付け,サスペンス映画風(というか,「犬神家の一族」風)にしたものである。
 著作権を侵害していること甚だしいのでその点は問題だと思うのだが,一方で,それらしいせりふの部分を集めてBGMを変えただけで,あの「一休さん」が,こんなにサスペンス風味になってしまうということに大変な驚きを感じ,興味深く思った。

 新右衛門さんが

 たいへんでござる~!
と言っている辺りは特に笑った。
 たしかに,新右衛門さんは,よくそんなせりふを言いながら一休さんのところに駆け込んでいたような気がする。

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第43回盛岡市つなぎロードレース大会

 平成21年9月23日,第43回盛岡市つなぎロードレース大会の3キロの部に参加した。
 3キロという短い距離のレースは,初めてであった。
 平成21年の目標の一つは,いろいろな距離を走ってみるということであったので,その一環である。
第43回盛岡市つなぎロードレース大会
 集合場所が地元の小中学校というこじんまりとした大会であった。

 今回の私の目標は,15分以内での完走であった。
 10キロのベストタイムが52分台の私にとって1キロ5分というペースでどのくらいの距離まで走れるのかという点を明らかにしておくことは意義のあることであろうと考えて立てた目標であった。

 結果は,14分30秒を少し切るくらいのタイムであった。
 この距離であればどうにか1キロ5分のペースを維持できるということが分かったのであり,これは満足すべき結果であったということできるだろう。

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沼袋日録

 最近,このブログの更新を怠っていたが,平成21年4月,岩手県盛岡市から東京都中野区に引越しをした。
 この約2年間,表題を「みちのくミステリ読み」としていたが,このままでは看板に偽りありということになってしまうであろう。
 新たなブログの表題が必要である。

 中野区であるので「中野」という名称を入れようかとも考えたが,これでは地名が一般的過ぎて少なからぬブログが同様の表題で検索にかかってしまう。
 例えば,googleで「中野日記」を検索すると,それらしい表題のブログが既に存在することが分かる。
 
 そこで,今回の居住地の最寄り駅が西武新宿線の沼袋駅であることにちなんで,ブログの名称を「沼袋日録」と改題することにした。
 せっかく改題したので,これからはもう少し更新頻度を上げていきたいものである。

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