いかにもカージナルスならやりそうなこと
2006年のMLBのワールドシリーズに私が応援しているデトロイト・タイガースが出場することは既に決まっていたところであるが,昨日,その対戦相手がセントルイス・カージナルスと決まった。
カージナルスと言えば,「巨人の星」で星飛雄馬のライバルとなるアームストロング・オズマを輩出したあの球団である。
1968年,星飛雄馬は,大リーグボール1号を完成させ,日本シリーズで阪急ブレーブスのダリル・スペンサーの挑戦を退けた後,来日したカージナルス打線と対戦した。
1番ルー・ブロックから始まるカージナルス打線は,星飛雄馬の大リーグボール1号に翻弄され,7回までノーヒットであったが,8回表に無名のピンチヒッターを送った。
そのピンチヒッターこそアームストロング・オズマであった。
オズマが登場したとき,「巨人の星」に登場したテレビ中継の野球解説者はやや狼狽した様子で
う・・・うわさは事実だったのですっと言い,あるうわさ話について語った。
ご承知のとおりカージナルスというチームは地味で堅実で理詰めの野球を看板としていますいや,いくらなんでもやりすぎだろう。(笑)
・・・話を聞いたとき,いかにもそのカージナルスならやりそうなことだと思ったのを覚えています
15年前・・・カージナルス球団は,目先の有望プレイヤーのスカウトに血眼になるよりも,10年先,15年先のチーム強化を目指す遠大な計画を立てました
そして孤児院から一人の黒人の幼児を引き取ってきました
オリンピックの成績を見るまでもなく黒人が運動神経に恵まれていることを計算のうえ,さらにさまざまの身体検査と運動神経テストを重ねたあげく,それに合格した子を球団の費用で養育しながら徹底的なベースボールの天才教育を施したのです!
おもちゃも野球用具なら,初めての学習も野球ルール!
寝ても覚めても24時間,これすべて,野球,野球,野球
たくましい肉体を作るため食事も栄養学的に考え抜かれた完全食・・・
なにしろコーチは最高の大リーグのスタッフですから,黒人少年が驚異の進歩を遂げ完全なる野球人間に育っていったとしても当然でしょう
黒人少年の名がオズマということも変わった名前なのではっきり記憶しています
そこまでやっておいて「いかにもカージナルスならやりそうなこと」だなんて,カージナルスとはなんとすごい球団なのかと,この「巨人の星」のエピソードを読んだ当時思ったおぼえがある。
それ以来,私のカージナルスについてのイメージは,このイメージなのである。
そうか,あのカージナルスと対戦するのか・・・。
カージナルスは,きっと強敵であると思うし,それだけにワールドシリーズが楽しみである。
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Comments
カージナルスの人たちも、日本でそう描かれていることは知らないだろうな。
もちろん、現実のカージナルスには、オズマはいないけど(笑)。
でも、そんなオズマでも、星一徹の竹刀で殴られ、野球の奴隷にならなければ大リーグボールを打てなかったんだから、一番やりすぎな奴はやはり星親子だよ。
Posted by: oriori | 2006.10.22 at 08:09 AM
「巨人の星」って,人や団体の実名を勝手に使いながら,好き勝手に書いているから,妙におもしろいときがあるんだよね。
巨人の選手に関しては,球団が全面協力していたのであろうから,許可を得ているのに近い状態なんだろうけど。
「新・巨人の星」で,掛布選手がスクリュースピンをやってくるくる回っているシーンを見たりすると,掛布本人は漫画やアニメーションの中でこんなことをさせられているのを知っているんだろうかと不思議に思いながら,笑ってしまう。
Posted by: 西新宿探検隊 | 2006.10.22 at 10:56 AM
掛布氏いわく、「僕が星くんにこんなことをやっていたなんて、全く知りませんでしたよ」だそうです。
また、氏の父上は、「巨人の星」を見て「大リーグ養成ギプス」や「鉄の下駄」を作ったとか。掛布氏はそれをつけたものの、「すぐにやめてしまった」らしいです。
Posted by: oriori | 2006.10.22 at 04:42 PM