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2008.05.20

大釜温泉

 乳頭温泉湯めぐり旅(3)

 平成20年5月上旬,私は,乳頭温泉郷の大釜温泉を訪れた。
 この温泉の建物は,別の場所にあった小学校の建物を移築したものであるらしい。
 たしかに建物の外観はそれらしい雰囲気であり,小学校みたいな門柱までこしらえてある。
大釜温泉・建物の外観
 この外観だけならともかく,なんと敷地内には二宮金次郎像まであった。
 これには思わず笑ってしまった。
小学校と言えば二宮先生

 肝心の温泉は,典型的な"浸かる温泉"であった。
 思うに,ひなびた温泉の中には,あくまでも普通の風呂の延長上にあるような洗い場がきちんと存在する温泉と,どちらかというと湯に浸かるというもともとの温泉らしさに重点を置いて洗い場の整備はしていない温泉とが存在するように思う。
 現代的な流行は前者にあると思うのであるが,ときどき後者に属する温泉に出くわすことがある。
 私は,そういう温泉を見ると

 ここは"浸かる温泉"なんだな
と思うのである。
 そういうところはたいてい湯に特長があるからこそそうしている場合が多いのであって,それはそれでなかなか楽しい。
 大釜温泉は,洗い場は隅に一つあるだけで,大きな浴槽が室内のほとんどを占め,戸の外に露天風呂があるというシンプルな構成であった。
大釜温泉の浴槽
 温泉の成分表示によれば,この温泉の泉質は
 酸性・含鉄(II)-アルミニュウム-硫酸塩泉
というものらしい。
 酸性の強い白濁した湯であり,いかにも温泉らしい風情があった。
 これでこそ"浸かる温泉"だと思う。
 時間をかけてゆっくり湯を楽しむことができ,大変満足することができた。

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2008.05.19

蟹場温泉

 乳頭温泉湯めぐり旅(2)

 平成20年4月上旬,私は,乳頭温泉郷にある蟹場温泉を訪れた。
 蟹場温泉と書いて,「がにばおんせん」と言うらしい。
 付近の沢に蟹がたくさんいたことから,このように名付けられたというこである。
蟹場温泉

 この蟹場温泉の風呂は,木風呂,岩風呂,露天風呂の3か所があり,特に露天風呂がおもしろかった。
 ここの露天風呂は,蟹場温泉旅館の裏口から履物を履いて外に出て,50メートルくらい歩いていった先にあるのである。
 その歩いた先に脱衣所があり,沢沿いに露天風呂が設けられているのである。
 天気の良い日に自然に囲まれた中で入る温泉のなんと楽しいことか。
蟹場温泉の成分
 表示によれば,泉質は単純硫化水素泉であるらしい。
 内風呂である木風呂も湯の花が浮いていて,非常に良い感じだった。

 あえて問題点を挙げるならば,露天風呂から,木風呂や岩風呂に移動するにあたって,服を着なければならないので不便だということくらいであろうか。
 それから露天風呂は混浴しかないので,女性は入りにくいだろうと思う。
 こういうとき女性は気の毒だと思う。

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2008.05.18

妙乃湯温泉

 乳頭温泉湯めぐり旅(1)

 平成20年3月下旬,私は,乳頭温泉郷にある妙乃湯温泉に日帰り入浴をしに出かけた。
 JR田沢湖駅から乳頭温泉行きのバスに乗ると,終点の一つ前のバス停が「妙乃湯温泉前」であり,温泉旅館の目前にバスが停車する。
妙乃湯温泉

 この温泉は,2種類の源泉による金の湯銀の湯という2つの温泉が楽しめるところが特長である。
 金の湯は,なんだか黄色というか茶色というかそういうにごり方をしていた。
 どういう成分によってこのようににごっていたのか,私には分からない。
 金の湯に入ってみると浴槽の底に砂のようなものがざらざらとたまっていた。
 なんだかざらざらした不思議な印象の温泉である。
 銀の湯は,無色透明の温泉であった。
 銀の湯は単純温泉らしいので,それほど強烈な印象はなかったが,これはこれで良いと思う。
 金の湯と銀の湯が対照的であることが,良いのだと思う。
 金の湯に入ったり銀の湯に入ったりを繰り返して楽しんだ。
 お湯自体はおもしろいけれど,浴槽はあまり大きくはないし,けっこう人気があるようで人が多くて混雑していたので,その辺りでこの温泉が楽しめるかどうか,評価は分かれうるかもしれない。
 また,この温泉は,洗い場が浴槽のある場所と別室になっていて,シャワーのある洗い場だけの場所になっているのが,少し変わっているなと思った。

 温泉旅館としては,ちょっとしゃれた感じであった。
 私のガイドブックには,「モダンなセンスが光る女性に人気の宿」と書かれていたが,まぁ,確かにそんな感じである。

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2008.05.17

乳頭温泉郷・湯めぐり帖

 乳頭温泉湯めぐり旅(序)

 平成20年の8月に,1年間有効の乳頭温泉郷湯めぐり帖を購入した。
 乳頭温泉郷の各温泉に1回ずつ入ることができるという湯めぐり帖である。
 私が居住している盛岡市からは秘湯と言われる乳頭温泉郷もそれほど遠くないので,1年間あれば,各温泉を一巡りすることも十分可能であろうと考えたのである。
乳頭温泉郷・湯めぐり帖

 しかし,実際にはなかなか乳頭温泉に出かけることのないまま約半年がそのまま経過した。
 やはり,意識して出かけるようにしないと,なかなか県境をまたいで温泉に出かけることはない。
 そこで,私は,平成20年3月下旬,有効期限が切れる前に乳頭温泉を一巡りしようと決意したのである。

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2008.05.10

メランコリイの妙薬

 異色作家短編集第15巻のレイ・ブラッドベリ著「メランコリイの妙薬」(早川書房)を読了した。
 レイ・ブラッドベリはその名前はよく聞く作家であるが,私のイメージではSF寄りの人である。
 私の読書は小学校高学年のころ以来推理小説に偏っているため,今までレイ・ブラッドベリ作品を読んだことはなかった。
メランコリイの妙薬
 読んでみて驚いた。
 少なくともこの短編集におけるブラッドベリは,SF作家というくくりに入れるべき人ではないと思う。
 こんなに叙情的な物語を描く作家だとは知らなかった。

 とにかく印象に残ったのは,表題作でもある「メランコリイの妙薬-あるいは霊薬発見!」である。
 これは言うなれば幻想ロマンス小説とでも表現できるような作品であると思う。
 妙にふさぎこんでしまう原因不明の謎の"病気"に侵された若い女性とその治療法を広く一般に募る商売(?)を始めたその家族たち。
 そして,発見されたその病気の"妙薬"とは・・・という小説なのだけれど,なんとまぁ・・・。
 ある意味で空いた口がふさがらないというか,あきれたというか,それでもちょっとおもしろかった妙に叙情的な作品である

 また,「金色の目」という作品もおもしろかった。
 この作品は,舞台装置こそSFらしいのであるが,作品の主眼はちょっとSFとはずれている感じもする。
 そういう意味で,この短編集から感じられるブラッドベリらしさを象徴するような作品であると思う。
 地球から火星に移住した家族の物語であり,火星の環境になじんでいく妻子とそれに反発する主人公が描かれている。
 これも最後は妙なところに着地していく物語であり,なかなかユニークでにやりとさせられる。
 この作品は,ブラッドベリの味のある書きっぷりだからこそうまく行っているように思う。

 個人的には「四句節の最初の夜」も気に入った。
 用心深く素晴らしい運転手のニックと,彼の運転する自動車に乗るといつも大変な満足を得ていた主人公・・・。
 しかし,ある日,突然そのニックの運転が激変した・・・という物語である。
 一体どういう作品なのかと思われるかもしれないが,本当にそれだけの物語である。
 ただ,ブラッドベリがていねいに描いてる運転手への満足感などが,読んでいて非常におもしろいのである。
 そして,そのニックの運転の激変ぶりとその理由を知るに及んで,「なんだそりゃ」と脱力するとともに,口を極めてその運転の様子を表現したブラッドベリに対してあきれた気持ちとともに拍手を送りたくなった。 

 全体的に見れば私の個人的な好みとは指向が違うのだけれど,レイ・ブラッドベリはなかなかおもしろい作家だと思う。

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2008.05.01

ぬまだてのゆっこ

 第56回山田記念ロードレース大会に参加した後,秋田県大館市内の温泉施設「ぬまだてのゆっこ」に行ってきた。
 走った後の温泉は,なかなかよろしい。
ぬまだてのゆっこ

 ごく小さな温泉施設であり,無色透明のお湯なので,そういう意味でのおもしろみはないが,源泉掛け流しであるし,これはこれで良いと思った。
 走った後に温泉にゆったり入れたので,大変満足できた。
 こういう温泉が近所にあったら,日々通ってしまうかもしれない。

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