マッターホルン・グレイシャー・パラダイス

 ライヘンバッハの滝と氷河急行の旅(37)

 平成18年8月9日,ゴルナーグラートから降りた後,今度はロープウェイに乗って,マッターホルン・グレイシャー・パラダイスに行くことにした。
 同行していたoriori氏によれば,ゴルナーグラートマッターホルン・グレイシャー・パラダイスは,ツェルマットに来たならばぜひとも行っておきたい展望台らしい。

 「地球の歩き方・スイス」2006年版によると,以前はクライン・マッターホルンだったのに,名称が変更されて,マッターホルン・グレイシャー・パラダイスになったらしい。
 英語の語感はよく分からないのだけれど,個人的には「パラダイス」などと言われると変に安っぽい感じがして笑ってしまう。

 今度は,登山鉄道ではなく,3つのロープウェイを乗り継いで頂上の展望台まで行った
フーリまでのロープウェイ
 ロープウェイというのは,楽しいのだけれど,ちょっと恐い。

 マッターホルン・グレイシャー・パラダイスの標高は,3883メートルであるとのことだった。
 ロープウェイで簡単に来ることができるが,富士山よりも標高が高い
 ガイドブックなどにも,息切れしやすいのでゆっくり歩くよう書かれている。
 まるで,高地トレーニングのようである。
 そこには,夏とは思えない風景が広がっていた。
マッターホルン・グレイシャー・パラダイス

 マッターホルンも,目の前にその美しい姿を・・・
マッターホルン・グレイシャー・パラダイスから見たマッターホルン
・・・と思ったが,いまいましい雲にさえぎられて全く見えなかった
 しばらく,展望台にいて粘ってみたが,雲が動く気配もない。
 残念ながら,ここから見るマッターホルンは断念せざるを得なかった。

 ちょうどマッターホルンと反対側に位置するブライトホルンは,非常にきれいに見えた。
ブライトホルン
 これもきれいな山だと思う。

 本当に夏だとは思えないくらい別の世界だった。
 たしかに,この展望台は必見である。

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高床式倉庫

 ライヘンバッハの滝と氷河急行の旅(36)

 平成18年8月9日,ツェルマットの町を歩いていて,大きな通りから少し入り込んだところに,高床式倉庫のような建物を見つけた。
高床式倉庫みたいな建物
 ほら,ねずみ返しもついているし・・・。

 実際に何の建物なのかは,知らないのだけれど。

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ゴルナーグラート

 ライヘンバッハの滝と氷河急行の旅(35)

 今回のスイス旅行にあたり,私は,マイリンゲン周辺については十分な予習をしたが,ツェルマットについてはあまり調べていなかった。
 しかし,マイリンゲンで合流したoriori氏はかなり下調べをしていたようで,ツェルマットではゴルナーグラートという展望台が必見であると教えてくれた。
 そこで,平成18年8月9日は,朝からGornergrat-Bahnに乗り,ゴルナーグラート展望台に出かけた。
 ゴルナーグラート展望台は,標高3089メートルの展望台らしい。
 それ自体が非常に高い山だと思うのであるが,周りには更に高い山がそびえたっているので,スケールが違うとしか言いようがない。

 ゴルナーグラート展望台からの眺めは素晴らしかった。
 特にツェルマットの主題とでも言うべきマッターホルンは,ほぼ完全な姿を見ることができた。
ゴルナーグラートから見たマッターホルン
 背景の空の青さとそびえたつマッターホルンの美しい姿は,しばし時間を忘れるほどであった。
 ここまで,雨と霧にたたられて眺望の面では全く恵まれない旅行であったが,ここで全てをばん回するかのような見事な晴れ上がり方である。
 晴れ男のoriori氏が合流してから,天気が非常に良い。

 ゴルナーグラート展望台からは,そのほかのスイス・アルプスの山々も楽しむことができた。
 スイス・アルプス最高峰(ヨーロッパでは2番目)のモンテローザも目の前に見えた。
ゴルナーグラートから見たモンテローザ
 モンテローザを見ていると,同行していたoriori氏が白木屋魚民の話を始めるので笑ってしまった。
 たしかに,モンテローザなのではあるが。
 居酒屋チェーンである株式会社モンテローザのホームページに掲載された会社情報によれば,同社は,モンテローザがスイス・アルプスの最高峰であるように,フードビジネス界における最高峰を目指しているらしい。
 しかし,居酒屋とはあまり関連性がない名前であるような気がするので,命名のしかたとしては微妙なところである。

 ゴルナーグラート展望台での景色を楽しんだ後,再び登山鉄道に乗ってツェルマットに戻った。

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Ambassador Zermatt

 ライヘンバッハの滝と氷河急行の旅(34)

 平成18年8月8日から2日間,oriori氏と私はツェルマットに滞在した。
 ツェルマットで宿泊したのは,Ambassador Zermattというホテルである。
 ツェルマット駅のごく近い場所にあり,駅を出て右手に行くと,すぐに見つかった。
Ambassador Zermatt
 四つ星ホテルであり,十分快適であった。
 駅や町に近い立地も,このホテルの長所であろう。

 ツェルマットは,マッターホルンのふもとの町であるが,このホテルの部屋のベランダからもマッターホルンを見ることができた。
 ただし,ほかの山の陰になる位置関係であるため,マッターホルンの先端の部分がやっと顔をのぞかせているという状態であった。
Ambassadorから見たマッターホルン
 部屋からマッターホルンが先端しか見えないことに不満を感じる人もいるかもしれない。
 私は,少しだけ顔を出しているマッターホルンもけっこうおもしろいと思ったけれど。

 部屋から見えるマッターホルンを背景に,oriori氏が両手にバナナを持って微笑んでいる楽しい写真も撮影したが,oriori氏の姿を公開するのはルール違反なので,残念ながら公開は差し控えることとする。

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Casa Rustica

 ライヘンバッハの滝と氷河急行の旅(33)

 平成18年8月8日,ツェルマットでの夕食は,Casa Rusticaというレストランに行った。
 この店の前には黒板があり,日本語で案内文が書かれていた。
Casa Rustica
 この店に限らず,ツェルマットには日本語の案内文が書かれたレストランがとても多い。
 英語を解さない外国人観光客で最も多いのが日本人なのであろう。

 食事は,フォンデュ・シノワーズを食べた。
フォンデュ・シノワーズ
 スイス風しゃぶしゃぶのようなものだと聞いていたが,まさにそのとおりだった。
 海原雄山先生に怒られそうなくらいしゃぶしゃぶである
 個人的には,あっさりしていておいしいと思ったけれど。

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ツェルマットへ

 ライヘンバッハの滝と氷河急行の旅(32)

 とうとうマイリンゲンを離れるときが来た。
 平成18年8月8日,oriori氏と合流してライヘンバッハの滝を再訪した後,oriori氏と私は次の目的地であるツェルマットに向かうことにした。

 まず,マイリンゲン駅からインターラーケン・オスト駅に行き,そこで電車を乗り換えてシュピーツ駅まで行った。
 インターラーケンの東西にあるブリエンツ湖とトゥーン湖の沿岸をそれぞれ走る優れた景勝の鉄道路線である。
 この路線は,既に述べたゴールデンパスラインという観光路線の一部にもなっている。
ブリエンツ湖・再び
 前日には遊覧船でゆっくり湖上を行ったブリエンツ湖の湖畔を,この日は特急列車で駆け抜けていった。

 シュピーツ駅からは,再び乗り換えて,ブリーク駅に向かった。
 その途中にあるカンデルシュテークという町は,シャーロック・ホームズがモリアーティ教授の部下に大岩を落とされて襲撃されたダウベン湖とその近くのゲミ峠に続くハイキングコースの入口に当たる都市でもある。
 いつか行ってみたいハイキングコースのひとつである。

 ブリーク駅で,また乗り換えて,ツェルマット駅行きの電車に乗った。
ブリーク発ツェルマット行き
 いよいよツェルマットに到着である。

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再訪・ライヘンバッハの滝

 ライヘンバッハの滝と氷河急行の旅(31)

 平成18年8月8日,oriori氏と合流した私は,「英国旅館パーク・ホテル・ドゥ・ソバージュ付属のレストランKristallで昼食をとった。
Kristall
 oriori氏がいれば言葉のことを考えなくて済むので,注文もらくらくである。

 ライヘンバッハの滝も,oriori氏とともに再び訪れた。
 二日連続でライヘンバッハの滝に行った観光客は,あまりいないかもしれない。
晴れの日のライヘンバッハの滝
 明るい日差しの下にあるライヘンバッハの滝もなかなか良かった。

 マイリンゲンの町を見下ろすと,これも晴れていればこその,前日と違った風景であった。
晴れの日にライヘンバッハの滝付近から見下ろしたマイリンゲン
 まさに,「晴れ男」のoriori氏様様である。

 一人で訪れて,ひたすら個人的な趣味に走ってホームズとモリアーティ教授の対決場所まで歩いていった前日の訪問もそれはそれで良かったが,oriori氏と一緒に会話しながら訪れたのもなかなか楽しかった。
 私は,前日にライヘンバッハの滝を訪れたとき,ケーブルカー駅で,"Reichenbachfall-Bahn"100周年記念キャップを買ってかぶっていたのであるが,oriori氏はその帽子に書かれている"100 Jahre"という文字を見て

 100周年か!
 ぬりへろ~
などと言っていた。
 oriori氏とは長い付き合いなので,私には分かるのであるが,氏が「ぬりへろ」というのは,普通の人が「なるほど」と言うところを故意に変えて言っている変化球であり,一種のギャグなのである(と,まじめに解説してもしようがないのだけれど)。
 人というものはやはり変わらないものだなと思い,その言葉ひとつ聞いてほほえましく思ってしまった。

 ちなみに,この「ぬりへろ」という意味不明の言葉を「なるほど」という言葉の代用として使う用法は,私とoriori氏の共通の友人である「にゃんつけの独り言」のにゃんつけ氏とoriori氏以外の人が使うのを聞いたことがないので,おそらく世界中でこの2人だけが用いる特殊な用法なのであろうと思われる。
 その証拠として,現時点で,googleを使って,"ぬりへろ"という言葉を検索をしても,「にゃんつけの独り言」以外には何もヒットしない。
 まさに恐るべき2人である。

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合流・マイリンゲン

 ライヘンバッハの滝と氷河急行の旅(30)

 平成18年8月7日までの旅行は苦難の連続であった。
 外国語がさっぱり分からない私にとって,外国で一人で旅をすることは,大変危険でもあり,困難を伴う冒険だったのである。
 しかし,平成18年8月8日からその不安は解消された。
 この日から,外国暮らしの友人とマイリンゲンで合流したのである。
 そう,その友人とは,平成17年のニューヨーク探検企画の際にもお世話になった,○○界(敢えて伏字)のナポレオン,Oriarty教授こと,Life in New Yorkのoriori氏である。

 oriori氏とは,マイリンゲン駅で待ち合わせをした。
マイリンゲン駅
 平成18年2月以来の再会であった。
 ますます元気そうで何よりである。

 とりあえず,Oriarty教授ことoriori氏とともに,マイリンゲン市内のシャーロック・ホームズ像を再び訪れた。
 この日は,前日までと違って,きれいに晴れていた
シャーロック・ホームズ像・再び

 前日まで,断続的に雨が降っていたことをoriori氏に告げたところ,氏は

 晴れ男だから
とにこやかに語ってくれた。
 なるほど,さすがですな,教授。

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Schuh

 ライヘンバッハの滝と氷河急行の旅(29)

 平成18年8月7日の夕食は,インターラーケンにあるSchuhというレストランに行ってみた。
Schuh
 店内にはかなり日本人が多く,チーズフォンデュを食べている人が多かった。
 一人でフォンデュというわけにもいかないので,結局,私は無難にステーキを食べてしまった。
 この店では,しつこいハエ2匹との闘いがとても印象に残っている。
 基本的にチーズ等を使う料理が多いスイスではある程度やむを得ないのかもしれないが,レストラン内にとてもハエが多かったのである。
 特に私のテーブルの近くには2匹のハエが代わる代わる近づいてくるので,気になってしかたがなかった。
 食事はおいしかったと思うだけに,少し残念である。

 食べ終わるとかなり夜遅くなっていたので,インターラーケン・オスト駅まで歩いていって,普通電車でマイリンゲンまで戻った。
 夏のヨーロッパは日が長いので,つい夜遅くまで外で過ごしてしまう。
 それにしても,この日は充実した一日であった。

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インターラーケンを歩く

 ライヘンバッハの滝と氷河急行の旅(28)

 平成18年8月7日,私は,ブリエンツ湖の遊覧船でインターラーケンまで行った。
 せっかくだから,インターラーケンを少し歩いてみた。

 インターラーケンの市内にはヘーエマッテという緑地公園があるのであるが,その前を歩いていたら,遠くに山が見えた。
ヘーエマッテから見たユングフラウ
 これは,世界遺産にも指定されているユングフラウであろう。
 夏でも雪のある高峰の姿は,やはり美しい。

 ヘーエマッテの一角に日本庭園があった。
日本庭園
 何ゆえにこのようなものがあるのかと思ったが 近くに「友好の庭」と書かれた記念碑とその説明文があり,ようやく事情が分かった。
友好の庭
 どうやらインターラーケンは,滋賀県大津市と姉妹都市提携をしていて,その縁で大津市の協力により,庭園が造られたらしい。
 こんなところに日本の庭園があるとは,世界は狭い。

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